オーストリアのウィーンに6年間在住のモモさんにウィーンへの移住について聞いてみました。
移住や渡航を検討されている方には役に立つ情報が満載です。
モモさんについて
- ウィーンに住んでいる理由、住みだしたきっかけは?
- 留学先をウィーンに選んだのが、住みだしたきっかけです。留学後は帰国する予定だったのですが、ウィーンで就職をすることになったので、住み続けています。
- ウィーンにはどのくらいの期間住んでいますか?
- 約6年です。
- ウィーンにはどんな家族構成でお住まいですか?
- オーストリア人の夫と息子の三人暮らしです。
- ウィーンで使われている言葉はどれくらいしゃべれますか?
- 中級程度は喋れていると思います。
オーストリア・ウィーンについて
- ウィーンには移住しやすいでしょうか?ビザは取りやすいですか?
- ウィーンはインターナショナルな都市なので、移住はしやすいと思います。外国人はとても多いです。ビザは、滞在する正当な理由があれば取ることは可能です。
- ウィーンの物価について教えてください
- ランチは1000円程度、ディナーは5000円程度払えば、満足できるものが食べられるので日本と同じ程度でしょうか。野菜や果物は日本よりずっと安いですが、魚は高いです。家賃は、場所にもよりますが一平米×10ユーロが目安の金額と言われています。つまり50平米の部屋なら、500ユーロ、約7万円程度です。
- ウィーンの人はどのような言語を話しますか?
- オーストリアではドイツ語が公用語として用いられています。ただし、オーストリアで話されているドイツ語は標準ドイツ語でなく、なまりがあるため、聞き取りづらいです。
- ウィーンには日本人はどれくらいいますか?
- 正確な数はわかりませんが、2500人程度だと思います。
- ウィーンの人や地域は一般的にどんな印象だと言われていますか?
- ウィーンは音楽の都と呼ばれていて、音楽活動が大変盛んな地域という印象です。オーストリア人は、一般的にお隣ドイツの勤勉で真面目なドイツ人に比べて、のんびりしていて適当というイメージがあるようです。
- ウィーンに住んでみてその印象は正しいものでしたか?
- 確かに毎日たくさんの音楽会が開かれていますし、興味深い美術館もたくさんあり、芸術にとても力を入れていると思います。オーストリア人の性格ですが、人によりますがルーズな人が多いので、印象は正しいと言えると思います。
- ウィーンと日本と大きく違うところはありますか?また、似ているところはありますか?
- 大きく違うところは、オーストリア人と日本人の働くことに対する意識の違いでしょうか。日本人は、とても勤勉です。残業することや、有給をとらないことなどは、日本では当たり前でしたが、ここオーストリアでは有給はきちんと消化することが推奨されていますし、働きすぎると怒られます。ウィーンでは日曜日や祝日は、大きな駅の中のお店や、観光地のお土産屋さん以外、ほとんどの店が閉まってしまいます。コンビニは存在しません。似ているところは、思い当たりません。。
- ウィーンと日本を比較してみて、お互いの国の良いところ、悪いところをあげてください
- 日本の良い所といえば、なんといっても人が親切なところでしょうか。日本ではどこへ行っても、にこやかに丁寧な対応を受けることができます。ウィーンはなかなかそうもいきません。お店などでも、不愛想な店員がとても多いです。初めは、自分が何か失礼なことをしたのかと傷つきましたが、そうではなく、単にそういう土地なのです。いくら自分がお客さんでも、店員がニコニコしてくれるなどということは期待できません。彼らは楽しくもないのに、いちいちニコニコしたりしないのです。逆に、ウィーンの良い所は、人々が急いでいないところ、気持ちに余裕があるところ、というところでしょうか。電車にベビーカーで乗っても、皆嫌な顔一つせず場所を譲ってくれますし、乗り降りも助けてくれます。電車の中で疲れ果てて眠っている人もいません。
- ウィーンに住む前に参考にしたオススメの書籍や情報源等を教えてください
-
私が参考にしたのは、「地球の歩き方」のみです。
ただ、オーストリア日本人会が発行している「ウィーンに暮らす」という本は参考になるという話を聞いたことがあります。
また、ウィーン観光情報では、たくさんの生きた情報を手に入れることができます。特に掲示板は役立ちます。
- ウィーンにもってきたほうがいい日本のものがあれば教えてください
- 冬の観光には、使い捨てカイロがとても便利だと思います。ウィーンには売ってないです。
ウィーンで、手土産を渡すような人がいるなら、若い人には変わりTシャツが受けます。
年配の人は和ろうそくに興味を持たれることが多いです。ヨーロッパでは日常的にキャンドルを使う文化があるので。ろうそく立もお忘れなく。
- ウィーンに住むことはどんな人にオススメできますか?また、オススメできないですか?
- ワインが水より安いので、ワインが好きな人にはお勧めです。また、常に世界でトップクラスのクラシックコンサートが行われているので、クラシック音楽ファンにもたまらない国でしょう。ただし、オーストリア人にはルーズな人が多いので、計画通りに何もかもきっちりしたい人はストレスがたまる国かもしれません。
以上!
ウィーンに6年在住のモモさんへのウィーンへの移住についてインタビューでした。
ウィーンに行ってみませんか?
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