マンダリンの学習をはじめて3年のReoRioさんにマンダリンの効率的なマンダリンの学習方法を聞いてみました。
- ReoRioさんのマンダリンはどれくらいのレベルか教えてください
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大学の難しくない講義や前提知識があるテーマの講義であれば全てマンダリンで受けられます。もちろん簡単な講義でも完璧に理解できるわけではなく辞書を片手に、辞書を引いてもわからなければ先生に質問していくという感じです。
中国旅行では中国語で困ることはほぼなくなりました。自分が日本語でも疎い話題では語彙が足りずに苦労することはあります。
また、相手が地方出身で強い訛りのあるマンダリンを話す場合は相手は私の言っていることをわかってくれるのに私が相手の言っていることを全く理解できず会話が成立しないということもあります。
- ReoRioさんのマンダリンのレベルを表す客観的な指標はありますか?
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現在日本でマンダリンの資格として使われているものには日本の団体が実施している中国語検定と中国語政府公認で留学にも使えるHSKの2種類があり、近年では問題がより実用的だといわれているHSKが主流になってきています。HSKは1~6級まであり6級が最上級です。1~4級は6割取れば合格ですが、5,6級は合格不合格はなくTOEICのように点数が出るのみです。
しかし5,6級を受けて履歴書に書きたければ一般に6割以上の点数が必要とされています。私はHSK6級で7割強の得点を所有しています。HSKの6級はTOEICとの換算表によるとTOEIC900点以上ということになっていますが、これはやや誇張で私の実力はせいぜいTOEICで800点程度だと思います。
- マンダリンはどうやって学びましたか?
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大学でコツコツと授業を受けていました。はじめのうちは特に発音を重視した方がいいと思います。私自身は中国語の先生がとても発音に厳しい方だったので発音面で困ることはあまりないのですが、初めに発音練習を怠った友人はかなりの上級になった今でも会話で苦しんでいます。
目的にもよりますが会話とリスニングに重点を置いた方が成長は早いと思います。マンダリンは文法が簡単で漢字を使うので日本人にとって読み書きは難しくありません。会話とリスニングを頑張っていれば読み書き能力は後からついてきます。
また長期休暇では台湾や中国に旅行に行くことにしていました。モチベーションの低下が語学習得の一番の敵です。頻繁に中華圏を旅行することで毎回成長を実感でき、それが勉強を続けるモチベーションにつながります。
- マンダリンを学ぶためにどんなサービス・教材を使いましたか?
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動画サイトで短い中国語学習者用の動画や中国語版のアニメ、ドラマを見ていました。学校以外の教材としては自分のレベルにあった気に入った単語帳を買っていました。
中国語は文法が単純な分、単語量が命です。語彙が増えるだけで会話も読み書きも圧倒的に楽になります。また、HSKのテスト前は公式問題集を買って何周かするようにしていました。公式問題集はかなり高額ですがテストで高得点をとるには一番の近道です。
- マンダリンはどのくらいの期間学習しましたか?
- 大学入学後から第二外国語として勉強を始め今でちょうど3年になります。他の科目の勉強が忙しくほとんど中国語学習に時間が割けない期間もあれば、3週間ほど中国に短期留学していて中国語漬けの期間があったりもしました。
- マンダリンのオススメの学習方法・サービス等はありますか?
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初めは発音の基礎をたたきこみ、その後は徹底的に例文暗記と教科書のリスニング。これで初級はクリアです。その後は単語帳で語彙量を増やしていきペースメーカーとしてHSKや中国語検定を受けていくと良いでしょう。
そうしていけば1年半から2年ほどで中級レベルもクリアできると思います。それ以降はいかにモチベーションを保てるかにかかってくるでしょう。上でもいったように旅行するもよし、上級の中国語試験を目指すもよしです。
息抜きとして中国語でポップカルチャーを楽しむのもアリです。YOUKUというサイトを使えば中国ドラマや日本のアニメの中国語版が無料で見られます。中国のテレビ番組は基本的にすべて字幕付きなので中級以上の実力があれば純粋にコンテンツを楽しむこともできると思います。
また、中国語の曲を勉強して中国人の友人と一緒にカラオケに行くのも良いかもしれません。周杰倫や五月天、梁靜茹等魅力的なアーティストが中華圏には多数おり、日本語曲の中国語カバーもたくさんあるので中国語学習を機にCpopにハマる人も多いです。幸か不幸か中国は著作権意識が低いので中国語学習者がインターネットを活用してレベルアップをする環境はとてもいいと思います。
以上!
ReoRioさんへのインタビューでした。
追加でのインタビューも検討しています。
もし、マンダリンの学習方法について聞いてみたいことがあれば、コメント欄に書き込んでいただくか、お問い合わせからメッセージをください。
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